「ブラウンバッグ運動」を改めてご紹介!
薬局2023.05.19
こんにちは!かばさん薬局です!
今回は「ブラウンバッグ運動」について改めてご紹介します✨
みなさんは、薬局などでもらったお薬を飲み忘れてしまって、ご自宅にお薬が余ってしまったことはありませんか?
この余ってしまったお薬、いわゆる「残薬」といわれるものは、厚生労働省の調べによると年間500億円分にのぼると言われています💦
この残薬の問題を解決する一つの手段として「ブラウンバッグ運動」というものがあります。
🟧ブラウンバッグ運動とは?
・自宅にある薬や日常的に服用している薬(市販薬やサプリメントなど)を薬局へ持って来てもらい、残薬や飲み合わせを確認して、患者さまが安全にお薬を服用できるようお薬の量などを調整したりする取り組みです。
・1980年代のアメリカでこの取り組みが始まり、茶色い紙袋に薬を入れて薬局まで持って来てもらったことに由来しています。
🟧かばさん薬局での取り組み
かばさん薬局では、ご自宅にお薬が余ってしまっている患者さまへ、薬局で準備した専用のブラウンバッグをお渡ししております。
ご自宅にあるすべてのお薬(医療用医薬品、OTC医薬品、サプリメントなどの種類は問いません。)をこのブラウンバッグに入れてご持参いただくと…
・薬剤師が中身を確認して期限切れのお薬を廃棄します
・まだ使用できる医薬品があれば医師へ確認し、次回処方する際に処方日数を調整するよう提案いたします。
🟧適正処方につながる
ブラウンバッグ運動は、お薬の適正処方につながります。
高齢になると処方されるお薬が増え、多剤服用や多剤併用による薬物の有害事象につながる可能性が懸念されます。
また、処方されているお薬に加えて、市販薬やサプリメントを個人の判断で服用している方もいらっしゃる様です。
ブラウンバッグ運動では、患者さまが服用中のお薬を薬剤師がすべて確認し、服薬状況を把握します。
そうすることで、薬物による副作用や相互作用などの危険性の早期発見につながり、医師と情報を共有し、適正な処方が可能になります。
🟧服薬アドヒアランスの向上につながる
ブラウンバッグ運動は、服薬アドヒアランスの向上につながります。
※服薬アドヒアランス:患者さまが病気を受け入れて、積極的に薬剤を用いた治療を受けること
治療に有効なお薬が処方されていても、患者さまが納得しておらず、処方どおりに服用していなければ、十分な効果は得られません。
ブラウンバッグ運動では、薬剤師が服薬状況の確認やお薬の説明、飲み忘れを防ぐ工夫などを説明するため、服薬アドヒアランスの向上につながります。
皆さんもご自宅に余っているお薬がありましたら、お近くのかばさん薬局までお気軽にご相談ください!
安心、安全にお薬をお飲みいただけるよう、スタッフが丁寧にサポートさせて頂きます!🙋♀️
今後ともかばさん薬局を宜しくお願いいたします!🙇♀️